長崎かまぼこ専門店のしきしま蒲鉾はとうふ蒲鉾の一番店

■ 「かまぼこ」製品は健康長寿のマイナス因子である体タンパク質や筋肉量の低下の予防に有益です

関連カテゴリ

  1. かまぼこは体に良い!

【研究の目的】
 
   高齢者では身体の活動量が低下するため、身体の筋肉の量が減少します。その結果エネルギーの消費量も減少し、同時にエネルギーの必要量も減少します。これが原因で食欲や摂食の量が低下し、これが進むと時として栄養障害を生じてしまうことがあります。
 ですからこの悪い循環をどこかで断ち切る必要があります。かまぼこ製品の摂食がこの悪循環を着ることが可能となるかどうかを調べてみました。
  
 【研究結果】
  
  かまぼこ飼料をラットに投与すると一日のエネルギー消費量は年を取ることによる消費量の減少が見られず、平均値では増加傾向が見られました。それぞれの個体のエネルギー消費量は、体のタンパク質の量を反映すると言われています。かまぼこの飼料ではラットの体重を増加させることなく、エネルギーの代謝量を増加しました。エネルギー代謝量の増加の理由はラットの解剖の結果、肝臓や腎臓などの実質臓器の重量が増加したためと考えられました。
 かまぼこ飼料と通常の飼料では消化吸収率には有意差はありませんでした。かまぼこ飼料にはタンパク質の含有量が多いため、臓器の重量が通常飼料のラットより増えていたと考えられます。
 これらの結果をまとめますと、かまぼこ飼料の投与は年を取ることによって生じるエネルギー消費量の低下を抑制することで、お年寄りにありがちな栄養障害をきたす悪循環を断ち切ることが出来るのではないかと考えられます。
 従って、かまぼこは建国長寿のマイナス要因である栄養障害、特に体タンパク質や筋肉量の低下(サルコペニアと言われる症状)の予防に有益であることがわかりました。