長崎かまぼこ専門店のしきしま蒲鉾はとうふ蒲鉾の一番店

■ 「かまぼこ」で糖尿病の改善が期待される

【研究した先生】
 矢澤一良(東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科・客員教授)
 山口宏二(東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科・客員助教授)


【研究の目的】
現代の食生活は生活習慣病という色々な病気を生み出していると言われます。かまぼこなどの水産ねり製品(ちくわ、はんぺん、板付きかまぼこなど)は、日持ちや食べやすさ、そして人気も含め、とても優れた、魚でできた製品です。
 このかまぼこ類を食べることで、洋食化され不足している、魚を食べる習慣を助けることが、現代の食生活の改善にやくだつのではないかと考えてみました。
 今のところ、こういった研究がなかったので、動物による実験で研究をしてみました。
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かまぼこの健康機能性を全国かまぼこ連合会が研究し調べてみました

かまぼこ製品(水産ねり製品)が人の健康に役立っていることを色々研究し調べてみました。

研究テーマと先生方、研究発表の内容は次のとおりです。

情報元 全国かまぼこ連合会HP
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■ 「かまぼこ」で大腸ガンの進行を抑制

【研究した先生】
 福永健治(関西大学工学部生物工学科・助教授)


【研究の目的】
現代は大変健康に注意を払う時代になりました。特に水産物(魚類)ではイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)といった魚に含まれる油分が持つ脂肪酸と呼ばれる栄養素が色々な生活習慣病やガンに対して予防効果があると注目されています。しかし元々の魚の身の方のタンパク質については、動脈硬化性の病気に対して予防効果があるぐらいの研究がされているだけです。
 今回は魚肉タンパク質を多く含み、我が国の伝統的食品の一つであるかまぼこを食べることで大腸ガンにどのような作用がおきるか実験用のマウスで調べました。
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■ 「かまぼこ」は脳・神経系を刺激痴呆を予防する可能性があります

【研究した先生】
 石山育朗(国学院大学 栃木短期大学家政学科・助教授)


 【研究の目的】
最近の研究では、食べ物の咀嚼(かむ)時、脳の血液の流れが増加し脳の機能を活性化させると考えられ、なかには痴呆(ぼけ)を防ぐ可能性が指摘されています。
 高齢者の場合、非常に堅い物を食べると血圧が上昇することが報告されています。我が国で昔からなじみ深いかまぼこは、ほどよい硬さの食品と考えられています。毎日のメニューに加えて食べることで脳に刺激を与え、脳の機能を活性化させる可能性があります。
 この研究は噛みごたえのある食品としてかまぼこの咀嚼(かんでたべること)による血液循環機能への影響を明らかにするため行われました。
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■ 「かまぼこ」は生活習慣病の予防・改善に役立ちます

 【研究した先生】
 永井 毅(東京農業大学 生物産業学部・講師)


【研究の目的】
日本人の食生活は戦前には、高い塩分、炭水化物中心(米食を中心とした)、少ない動物性タンパク質という食生活でした。戦後に欧米の食文化の流入により、動物性タンパク質、脂肪の増えた食事へと大きく変化しました。食文化は豊になりましたが反面、成人病という病気が多くなってきました。
 死亡数の多い、三大成人病は悪性新生物(ガン)心臓疾患(心臓病)脳血管疾患(脳血栓、脳梗塞など)となりました。これらの病気の共通の原因として活性酸素(強力な物から-ヒドロキシラジカル、一重項酸素、過酸化水素、スーパーオキシドアニオン)の存在が問題とされています。というのは活性酸素が、ガンを抑制する遺伝子を傷つけ、変形させて、これがガン発生の引き金になっているのではないかと考えられているからです。
 また、心疾患や脳血管疾患は高血圧と関連が深いと言われていますが、高血圧症の90%を占めている本態性高血圧症には、自律神経系の異常やアンジオテンシンⅡ、エンドセリン、アドレナリン等の物質による血圧を上昇させる要因が複雑に絡み合って発生していることがわかっています。(塩の摂取はこの本態性高血圧には関係がない) 現在の治療の一つにアンジオテンシンⅠ変換酵素阻害剤が使われていますが、これはアンジオテンシンⅡの生産を抑制してアルドステロン(副腎皮質ホルモンの一種で、この分泌により血圧が下がったとき、血圧を上昇させる方向にする)の量を減少させて血圧を低い方に持っていくことで高血圧症の治療に使われています。かまぼこにもアンジオテンシンⅠ変換阻害剤の様な効果があるかどうかを調べました。
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■ 「かまぼこ」は生鮮魚介類より消化率が高い

【研究した先生】
 塚正泰之(近畿大学農学部水産学科・助教授)


【研究の目的】
かまぼこは高タンパク低カロリーの食品ですが高タンパクという特長は消化がよいことが伴って発揮されます。一般的には加熱した食べ物の方が加熱しない食べ物より消化がよいと言われています。
 今までかまぼこが刺身などの生鮮魚介類より消化が良い事を証明した研究はありません。今回の研究はその違いを明らかにすることを目的にした物です。
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■ 「かまぼこ」は抗酸化活性に効果があります

 【研究した先生】
 佐々木康人(神戸学院大学 栄養学部・助教授)


 【研究の目的】
かまぼこを始めとする水産練り製品は近海の鮮魚を原材料として加工するため、魚に含まれるEPA,DHA、タウリンなどの有効成分を豊富に持っていることは色々な調査で研究されてきました。
 しかし、実際にかまぼこを食べることによって血圧にどのような影響がでるのか、血の中の成分である、血小板の活性、血栓への影響、血管の内皮の機能を調べた研究はまだありません。
 この研究は、かまぼこを食べることで抗血栓作用(血栓が起きにくくなる作用)血管保護作用(血管を守る作用)が有り得るのかを、脳卒中易発症高血圧ラット(SHRSP/Izm-高血圧の遺伝子を持ち脳卒中を起こしやすい体質に成長させた特殊な研究用のネズミ-塩の摂食で容易に血圧が上がるように出来ている)で調べました。
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■ 「かまぼこ」は脳内酸化ストレスを低下させる有用な抗酸化食品です

【研究した先生】
 李 昌一(神奈川歯科大学 生体管理医学部講座・助教授)


 【研究の目的】
活性酸素・フリーラジカル(悪い順に-ヒドロキシルラジカル、一重項酸素、過酸化水素、スーパーオキシドアニオン)による酸化ストレスが、生活習慣病やアルツハイマー病などの神経変成疾患の有力な原因の一つであることがわかっています。この研究では活性酸素・フリーラジカルを唯一直接的に測定可能な電子スピン共鳴法で、酸化ストレス評価法を用いて、かまぼこ製品の活性酸素・フリーラジカルによる酸化ストレス消去能力「抗酸化能」を調べてみました。
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■ 「かまぼこ」製品には閉経後女性の高コレステロール血症阻止効果が認められた

 【研究した先生】
 海老原 清(愛媛大学 農学部栄養化学研究室・教授)


 【研究の目的】
女性の血清コレステロール濃度は閉経後、急激に上昇します。このことが脳・血管系疾患をもたらし、寝たきり老人や認知症(痴呆症)の原因にもなっています。この予防のためには薬剤やエストロゲンの使用がなされていますが、この使用には副作用も含め色々と問題があります。
 健康の維持・増進の原点は食生活にあり、食生活の改善が閉経後の改善が閉経後の血清コレステロール濃度の急激な上昇を抑制する事例は多く報告されています。
 また、動物性タンパク質は植物性タンパク質に比べて血清コレステロール濃度を上昇させると言われていますが、これは牛乳タンパク質のカゼインと大豆タンパクの比較から出たデータで、各種タンパク質について調べた研究はありません。
 この研究では魚肉タンパクが閉経後の血清コレステロール濃度の急激な上昇を抑制できるかについて検討することにしました。魚肉タンパクとしてかまぼこ製品及び原料のすり身を用いました。
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■ 「かまぼこ」製品は健康長寿のマイナス因子である体タンパク質や筋肉量の低下の予防に有益です

【研究した先生】
 宮坂京子(東京都老人総合研究所 生体機能調節・加齢研究グループリーダー)


 【研究の目的】
高齢者では身体の活動量が低下するため、身体の筋肉の量が減少します。その結果エネルギーの消費量も減少し、同時にエネルギーの必要量も減少します。これが原因で食欲や摂食の量が低下し、これが進むと時として栄養障害を生じてしまうことがあります。
 ですからこの悪い循環をどこかで断ち切る必要があります。かまぼこ製品の摂食がこの悪循環を着ることが可能となるかどうかを調べてみました。
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